2008年02月12日
どちらを買う?
私もご他聞に漏れず、これまで中国産の食品については強い不信感を持っていました。
そして今回の中国産冷凍ギョウザ事件。
「やっぱりまた中国産か!」最初はそう感じたものの、その後の報道を見ていてちょっと考えが変わってきたかもしれません。
このギョウザを生産していたのが中国の天洋食品。その工場内部の様子が映像として報道されましたが、私が想像していたのとは全く違っていて、
徹底的な衛生管理がなされていることに正直驚きました。
最近は日本向けの輸出食品については、商社などからの要求もあって、相当に気を使っているのでしょう。
今回の農薬混入については多分故意によるものと思われますが、そうだとしたら「中国産だから」と言うくくりではなくて、
日本産の食品でも起こり得ることだと思います。
パンの中に針が入っていたなんてニュースも良く聞きますしね。
「そんな事件が起きる中国の社会事情」と言った要因も当然ありますが、今回は敢えてそこまでは考えないことにします。
小学校の給食でも中国製の冷凍食品が大量に使われているそうです。
何時までも「中国産だから」と、拒否反応を示すのもどうなのかなって気がします。
まあ、冷凍食品についてはとりあえずそう考えることにしても、問題はそれ以外の食品です。
先日までは節分と言うこともあって、近所のスーパーに行くと落花生が山積みされていました。
こんな時でなければ落花生も食べることが無いので、かみさんの後ろを付いて歩きながら、
その買物カゴの中に落花生を放り込もうと一袋手に取ったところ、それは当然中国産です。
国産のものを探すと、隅の方に千葉県産の落花生がありました。しかしそれは一袋の量も少なくて値段も3倍。
しばらく悩んだ末に、どちらも買物カゴには入れずに通り過ぎてしまいました。
そして私の大好物の干し芋。これも価格差は3倍を超えています。
何時もかみさんの買物のお供をするたびに干し芋コーナーに立ち寄るのですが、
おしろいを塗りたくったように真っ白になっている中国産干し芋は絶対に買う気にはなれず、かと言ってその3倍以上の値段の茨城県産干し芋を
「これ食べたいな~」とは言い出せず、手に取った干し芋の袋をそっと棚に戻して、先に行ってしまったかみさんの後を慌てて追いかけるのです。
それにしてもこのふざけた値段の差は何なのでしょう?
残留農薬の検査は当然やっているでしょうし、それを食べたから直ぐに体調を崩すはずもありません。
これだけ値段に差のある両者を店頭に並べてそこに何の説明も無いのでは、「さあ、これでどうだ、貴方の好きな方を選んでみなさい」
と店側に試されているようなものです。
この値段の差は、原価の差ではなくて、リスクの差なのだと私は思います。
値段が3倍ならリスクは1/3。いや、これでは賭けは成立しないので×10、あるいは×100の補正が必要です。
これを食べて体調を崩す確立、日本産は0.01%、中国産は0.3%ないし3%。
これだけ示してもらえれば、消費者も自分の判断で賭けることができると思います。
しかし、スーパーで食品を買うのが賭けになってしまうのだから困った世の中ですね~。
ところで、偉そうな顔で中国を非難していても、日本で残留農薬がうるさく言われるようになってきたのは、
せいぜいこの10年程度のことだと思います。
それより前、まして私が給食を食べていた頃まで遡ればどうでしょう?
今の子供達が食べている中国産加工食品を使った給食と、私達が子供の頃に食べていた給食、どちらが安全かと問われれば、
今の子供達の方が絶対に安全だと私は思うのですが。
投稿者 ヒデ : 18:25 | コメント (0) | トラックバック
2008年01月17日
無駄な公共事業
1月16日の北海道新聞朝刊に「石狩川と当別川の合流地点に人工沼や湿地、河畔林を造成して自然を再生する」
といった事業を紹介する記事が載っていた。
開発局の事業で、この地区の自然を再生するために人工的な沼を造成し、河岸の一部を掘削したりして合流地域周辺を湿地に変える。
さらにハルニレやヤチダモを植林し河畔林を形成、その中に散策路を設け、環境学習の拠点とする。
この内容だけを読んで、「これは素晴らしい事業だ!」なんて思う人が実際にいるだろうか?
確かに自然再生と言うと聞こえは良い。でも、都会の中の壊された自然を再生するのならまだ話は分かるけれど、
多分この付近は周りに何も無い荒涼とした場所のはずだ。
詳しい背景は知らないが、多分、河川工事の結果として生じた無機質な更地を少しでも緑化しようとの考えで始まった事業なのだろう。
無駄な公共事業と言われるけれど、何を基準に無駄と考えるかは難しいところだ。
もしもその事業をやらなかったとしても、誰も困らないし誰にも迷惑をかけない。
これを基準に考えれば、この自然再生事業など全くの無駄な事業と言える。人間が手を入れなくても、自然の遷移に任せておけば、
勝手に自然は再生してくるものである。
ただ問題があるとしたら、工事の跡地をブルでまっ平に整地して踏み固めてしまっているために、簡単には再生できないことだろう。
これだって、整地などしないでデコボコのままに放っておけば、その方が自然は再生しやすいはずだ。
そこに無駄な経費をかけて工事跡地を整地し、更にその上にまた経費をかけて自然を再生する。二重の無駄な公共事業である。
釧路川の蛇行を復元するという事業が行なわれているけれど、これも一度直線化した河川をまた経費をかけて元に戻すと言う、
世紀の無駄事業だと私は思っている。
今回の新聞記事を読んで、その釧路川のことが直ぐに頭の中に浮かんできたのである。
無駄なものは全て止めれば良いと言っても、それではあまりにも詰まらない世の中になってしまう。
この計画は動植物や環境保全の研究者や地元関係者のワークショップで話し合われ、
座長は北海道環境財団理事長の辻井達一氏が勤めているそうだ。
「こんなところの理事長に納まって、御用学者みたいなことやっているんだ!」などと、失礼なことを思ってしまったけれど、
辻井先生は湿原生態系の研究者としても知られている。
その先生が工事の跡地に湿原を再生すると言うのだから、これはとても面白そうだ。湿原が形成されていく様子を再現し、
最高の環境学習の場となるだろう。
もっともこれは絵に書いた餅。お金をかけて施設を作ったけれど、それをまともに管理運営するための予算も付かず、
ほとんど利用者もいないままに荒れ果てて、最後は自然の力に飲み込まれてしまい、結果的にそこに本当の自然がよみがえる。
行政がやるのはせいぜいその程度のものだ。
貴重な税金を投入してやるような事業ではない。こんなところにこそ、企業がCSR活動の一環として取り組んで欲しいところだ。
そうしたら、誰も困らなくて誰にも迷惑をかけなくて、そして誰かが喜べるようなことをもっと沢山できるような気がする。
(事業の背景などを全く知らずに、私の思い込みだけでこの文を書いていますので、 事実認識に間違いがあるかもしれないことをご了承ください。)
投稿者 ヒデ : 21:04 | コメント (3) | トラックバック
2007年11月25日
十勝人気質?
3連休は十勝の実家へ帰ってましたが、その時に感じたこと。
帯広市内を車で走っていてGSの価格表示を見ていると、店毎の価格差がやたらに大きいんです。
130円台から150円台まで、その差は15円くらいでしょうか。
極端なところではその価格差の店が並んでいたりするんです。
そして何故か、値段の高い店にも普通にお客さんが入っているんですよね。
札幌市内の価格差はせいぜい5円程度で、これだけガソリンの値段が高騰していると、
1円でも安いスタンドで入れようと思うのが普通の感覚だと思うのです。
そう考えると帯広市内のこの状況は、一体何なんでしょう?
この辺に十勝人気質が表れているのかな~と感じた次第です。
「店毎の値段の差など気にもしないで何時も使っている店を利用するだけ」
この鷹揚(おうよう)とした様が十勝人の特徴なのでしょうね。
私も札幌暮らしが長くなりそんな十勝人気質も失ってしまい、当然のように一番安いモダ石油で138.8円のガソリンを給油したのでした。
(^_^;
投稿者 ヒデ : 18:01 | コメント (4) | トラックバック
2007年11月03日
最近の報道
数日前の北海道新聞に載っていた廃鶏についての記事。
比内地鶏と称して廃鶏の肉を売っていたという問題があったけれど、その廃鶏に焦点を当てて実はこれが結構美味しいものだと書かれていた。
比内地鶏のブランドばかりありがたがる最近の消費者に対して警告を発する、道新にしては、なかなか良い視点の記事だった思う。
産地偽装だの、他の肉を混ぜただの、賞味期限を改竄しただの、次から次へと毎日同じようなニュースが流れている今日この頃。
マスコミで騒げば騒ぐほど、一歩引いて見てしまうのが私の性格である
「賞味期限がどうだこうだと言って、期限切れのものを食って病気になったなんてニュースは聞いたことがない、
何をそんなに大騒ぎしているんだ?心配ならば自分で臭いを嗅いで判断すれば良いだろう!
30年間もそうしてきたのならばそれが標準と言えるのでは?(でも、賞味期限切れの牛乳を飲むのはちょっと勇気がいるかな~)、
牛肉のひき肉だって安い値段で購入してそれを美味いと思って食べていたんじゃないのか、
比内地鶏もコリコリして硬いのが比内地鶏の特徴と言われてなるほど少し硬いけれど味がぎゅっと詰っている感じがして美味しいと満足していたのでは」
企業の責任が問われるのは当然だけれど、企業にそうさせているのは消費者ではないのかなと言う気がするのである。
その部分を省みずに相変わらず一方的に同じニュースを流し続けるマスコミに対して、毎度のことながら危険なものを感じてしまう。
たとえば亀田兄弟の話題でも、学校でのいじめ問題を批判しているようなマスコミが、
自分自身が中心になって亀田いじめを煽っているように見えてしまう。
一般国民がマスコミをそうさせているのか、マスコミが一般国民を操っているのか。
多分そのどちらもが正しいのだろうけれど、せめてマスコミ側にはもっと冷静な視点で報道してもらいたいものである。
ちなみに、道新の記事の中で廃鶏について取材している先は当別町の養鶏場「よくばりコッコ」。
道民の森へ行く途中にこのよくばりコッコ直営店の「とりたま食堂こっこ家」があります。
私はまだここに入ったことはありませんが、ラーメンが美味しいみたいですよ。
ちょっと堅めの廃鶏の肉を味わってみましょう。
投稿者 ヒデ : 00:00 | コメント (4) | トラックバック
2007年09月11日
国語世論調査
何日か前の新聞に国語世論調査の結果が載っていたけれど、この記事を読んだ人も多いと思う。
私は昔から国語が苦手な方で、特にパソコンを使うようになってからは、ますます漢字が書けなくなってきてしまった。
たまに手書きで文字を書こうとすると、小学生レベルの漢字も書く事ができなくて愕然としてしまう。
それなのに、パソコンで文書を作るときは、どんなに難しい漢字でも日本語入力ソフトが一発で変換してくれるのものだから、
普段はひらがなで書くような単語でも平気で漢字にしてしまったりする。
この日本語入力ソフトの辞書機能も、国語の苦手な私にとって有難いものである。
変換する時にその単語の意味も一緒に表示されるので、たまに間違った使い方をしてしまいそうになるのを未然に防いでくれるのだ。
それでも単語の用法が間違っていないか心配な時は、
自分の書いている文の一部をそのままGoogleで検索して同じような使い方をされているか確認したりする。
国語の苦手な私が自分のホームページで文書を沢山書く事ができるのも、全てはパソコンのおかげなのである。
ただ、それだけ調べても間違えてしまいそうなのが、慣用句の使い方だ。
国語世論調査では毎回、間違えやすい慣用句についても調査している。
この結果がとても参考になって面白い。
今回の調査の中でも、自分で完全に間違えて理解していたのが「やおら」である。
正しい意味は「ゆっくりと」なのだが、私は「急に、いきなり」の意味だと思い込んでいた。
これについては正解と間違いが半々程度。
正解率が極端に低かったのが「流れに掉さす」。
「流れに逆らって勢いを失わせる行為をする」、そんな意味だと思っていたら、正解は「流れに乗って勢いを増す行為をする」だそうである。
正解率は17.5%。
でも、言葉としては知っていても、普通に文書を書いていてこんなフレーズが出てくることなんてほとんどないだろう。
試しにGoogleで検索してみたけれど、ヒットするページは「間違った使い方」とか「その意味について」と言った内容がほとんどで、
実際にその言葉を直接使っているページなんてほとんど見当たらない。
使われることの無い言葉ならば、その意味が正しく理解されていないのも当然の話だ。
かみさんに「流れに掉さすの意味って分かるかい?」と聞いてみた。
「う~ん、川を下っている時にパドルでドローを入れるようなことじゃない?」
思わず、ずっこけそうになったけれど、この言葉の語源は「棹で川底をついて船の推力を強める行為」と言うことらしいので、
意外と正解に近いのかもしれない。
でも、我が家がタンデムでカヌーに乗っている時は二人の考えが合わずに逆のパドリングをしていることもよくある。
こんな時は「流れに逆らって勢いを失わせる行為をする」が、ピタリと当てはまっている様な気がするのである。